社長挨拶

より高いレベルでの「安心・安全」を届ける

私たち藤倉電気工業株式会社は昭和29年(1954年)、火災報知機メーカーとしてスタートいたしました。
以来60年、時代が求める防災ニーズを的確に捉え、警報・消火などの防災機器の製造・販売から防災設備の設計・施工そして防犯も含めての総合的なセキュリティシステムの構築さらにはアフターメンテナンスまで、次々と事業領域を広げてまいりました。
その原動力となったのが、各種の特許技術を次々と生み出す独創的な発想力、規制概念にとらわれず、時代を先取りする製品を つくる技術開発力でした。
決して現状に満足せず、さらなる品質の向上、新たなるフィールドを探し求める情熱。
社員一人ひとりの胸の中にある、このあくなきチャレンジスピリットが信頼と実績の藤倉電気工業55年の歴史を支えてきたのです。
単なる防災機器メーカーとは一線を画し、目指すは環境にやさしく人命や財産、そして社会全体を総合的にサポートする
「安心創造企業」
新たなる半世紀へ向けて踏み出した私たち藤倉電気工業に、どうぞご期待下さい。

代表取締役 藤倉大樹

防災・防犯業界について

防災、防犯の製品やサービスは我々が生活する上で当たり前にあるものなので、普段、気にすることはあまりないかも知れません。そういう意味では、一般の消費者にとっては、なかなか気がつきにくい、見えにくい価値を取り扱っていると思います。
一方で、防災や防犯は「お客さまのいのちを守る」ことに直結しており、強い責任感と使命が必要とされます。当社はいのちにつながる製品を扱う企業として、いつ・どんな時でもしっかりと機能する製品を提供するために、ものづくりへの姿勢や技術には徹底したこだわりを持っております。

藤倉電気工業について

当社は60年以上にわたり、時代が求める防災ニーズを的確に捉え、次々と事業領域を広げてまいりました。
私たちの掲げる言葉に「安心創造企業」というものがあります。これは、単に製品をつくるだけにとどまらず、人命や財産、そして社会全体の安心を守るために、製品やサービスを幅広く提供しながら、我々の情熱、技術、独創力をもって当社でしかできないものを創り出す企業ということです。

防災や防犯について、
どのような展望を持っていますか?

3つの面から申し上げます。第一に、意識の高まりです。地震や台風など逃れがたい自然災害が多発していることを受けて、多くの方の防災に対する意識は年々高まりを見せています。また単独世帯が増えていることから、防犯に対するニーズも高まってきています。この傾向は今後ますます強まっていくでしょう。
第二に、2020年に向けた民間投資の拡大やマンション等のリニューアル工事数の増加等に伴い、防災防犯機器の需要が今後も高まるとみています。第三に、法制度の面から見て、消防法の改正や法令基準の整備等により、様々な人に安心をお届けする防災の形が必要とされていくということです。これらの面から、当社の技術や革新性といった強みを生かす場は今後も拡大していくと考えております。

今後の未来像をどのように考えていますか?

当社の強みはなんといっても、社員の職域の広さです。豊富な経験や、技術の高さで、お客さまから高い信頼を得ております。その強みは、「経験・知識」を人から人へと継承しながら積み重ねてきたものです。
これからは、今まで築き上げてきた経験と知識を蓄積していき、「目に見えるもの」として活用し、展開していきます。合理的に制度を体系化し、人材育成を進めます。
そして有効な情報の活用をすることでフジクラの価値を高めていき、より高いレベルでの「安心・安全」がある社会の実現を目指してまいります。